2023年9月10日 / 最終更新日時 : 2023年9月5日 a-senda ブログ 藤澤廉之助さん、第一次世界大戦の中、敵国ドイツに居残った富山県人 昨年の秋、突然、東京の知人から、電話がかかってきました。 「もしもし、千田さん?藤澤××という人、知ってる?あなたの富山県人じゃないの?」 「××って何?」 「××の箇所が読めないんだけど、“藤澤”だけで、貴方なら […]
2023年8月10日 / 最終更新日時 : 2023年8月15日 a-senda ブログ 北のシュルレアリズム、瀧口修造のデカルコマニー いつもの書店で、「時を超える美術『グローカル・アート』の旅」(新見隆著)という新書を手にしました。 日本と外国の美術館を巡るエッセイ集で、20の章立てになっています。ペラペラと目次をめくったら、ニューヨ […]
2023年7月10日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 a-senda ブログ マン・レイのメトロノーム、富山県美術館と高岡市美術館 いつもの書店で美術書のコーナーを見ていたら、平積みになっている1冊の美術書に目が止まりました。表紙の写真が、見慣れた芸術作品だったのです。 その写真というのは、シュールレアリストとされるアメリカの芸術家マン・レイ( […]
2023年6月10日 / 最終更新日時 : 2023年6月4日 a-senda ブログ 70年代フォークソング「赤色エレジー」の思い出にふけっていて… 東京で学生寮の生活を始めたころ、寮は同じくらいの年齢の集まりで、1970年前後の風がもろに吹き荒れていました。 ある夜など、外出から帰ってきた一人が、「新宿のフォーク・ゲリラを見てきた」と、興奮していました。二日ほど […]
2023年5月10日 / 最終更新日時 : 2023年5月10日 a-senda ブログ 上皇陛下と、ブライス教授と北星堂書店のこと 私事ですが、今年の4月に富山の同人誌「群峰8」に一文を載せる機会がありました。それは「富山県人が起業した出版社、北星堂書店 ー戦前、海外に日本を紹介することに貢献した出版社」と、題します。 その際に北星堂書店の大切な […]
2023年4月10日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 a-senda ブログ 小室直樹さん、安井藤治さんと終戦の詔書 数年前のことです。いつもの書店に出かけ、時事・政治の書棚を眺めていたら、懐かしい著者名〝小室直樹 〟に、思わず手が延びました。 小室直樹(こむろ・なおき 1932‐2010)さんは、学生運動の盛んな時代に、保守の論客 […]
2023年3月10日 / 最終更新日時 : 2023年3月10日 a-senda ブログ 定年後と柳田友道先生 およそ25年間、探し物をしています。 1枚の郵便切手なのですが、図柄に小麦農林10号が描かれています。当時私は、小麦農林10号の育種者で富山県出身の稲塚権次郎(1897-1988)という人の評伝の執筆の準備をしてい […]
2023年2月10日 / 最終更新日時 : 2023年2月8日 a-senda ブログ 「荒城の月」、瀧廉太郎と福井直秋と その日、寝床でボーッとしながら寝返りをうって、うつ伏せになりました。それから、低い視線のまま枕元の先を見たら、読み散らかした週刊誌と週刊誌の間に、新書が挟まっていました。 うむ? 購入した記憶が無くて…それは「日本の […]
2023年1月10日 / 最終更新日時 : 2023年1月5日 a-senda ブログ かまぼこ 仕事先で、出されたお茶を飲みながら、事務の女性に話しかけました。 「“かまぼこ”は好き?」 「ええっ? かまぼこですか?」 チョット唐突かなと思いながら、話をつづけました 「昆布巻かまぼこを、ガブリと、一本に食らいつ […]
2022年12月10日 / 最終更新日時 : 2022年12月11日 a-senda ブログ 酒井忠康さんの著書「芸術の補助線」から見えてきた富山 いつもの書店で、書棚の間を回遊していて、「みすず書房」の棚の前に来ました。 この出版社のものは上品でシンプルな装丁に誘惑されるのですが、内容は難しくって、いつも背表紙を眺めただけで素通りしています。 まあ、たまに […]