2023年5月10日 / 最終更新日時 : 2023年5月10日 a-senda ブログ 上皇陛下と、ブライス教授と北星堂書店のこと 私事ですが、今年の4月に富山の同人誌「群峰8」に一文を載せる機会がありました。それは「富山県人が起業した出版社、北星堂書店 ー戦前、海外に日本を紹介することに貢献した出版社」と、題します。 その際に北星堂書店の大切な […]
2023年4月10日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 a-senda ブログ 小室直樹さん、安井藤治さんと終戦の詔書 数年前のことです。いつもの書店に出かけ、時事・政治の書棚を眺めていたら、懐かしい著者名〝小室直樹 〟に、思わず手が延びました。 小室直樹(こむろ・なおき 1932‐2010)さんは、学生運動の盛んな時代に、保守の論客 […]
2023年3月10日 / 最終更新日時 : 2023年3月10日 a-senda ブログ 定年後と柳田友道先生 およそ25年間、探し物をしています。 1枚の郵便切手なのですが、図柄に小麦農林10号が描かれています。当時私は、小麦農林10号の育種者で富山県出身の稲塚権次郎(1897-1988)という人の評伝の執筆の準備をしてい […]
2023年2月10日 / 最終更新日時 : 2023年2月8日 a-senda ブログ 「荒城の月」、瀧廉太郎と福井直秋と その日、寝床でボーッとしながら寝返りをうって、うつ伏せになりました。それから、低い視線のまま枕元の先を見たら、読み散らかした週刊誌と週刊誌の間に、新書が挟まっていました。 うむ? 購入した記憶が無くて…それは「日本の […]
2023年1月10日 / 最終更新日時 : 2023年1月5日 a-senda ブログ かまぼこ 仕事先で、出されたお茶を飲みながら、事務の女性に話しかけました。 「“かまぼこ”は好き?」 「ええっ? かまぼこですか?」 チョット唐突かなと思いながら、話をつづけました 「昆布巻かまぼこを、ガブリと、一本に食らいつ […]
2022年12月10日 / 最終更新日時 : 2022年12月11日 a-senda ブログ 酒井忠康さんの著書「芸術の補助線」から見えてきた富山 いつもの書店で、書棚の間を回遊していて、「みすず書房」の棚の前に来ました。 この出版社のものは上品でシンプルな装丁に誘惑されるのですが、内容は難しくって、いつも背表紙を眺めただけで素通りしています。 まあ、たまに […]
2022年11月10日 / 最終更新日時 : 2022年11月9日 a-senda ブログ 三島霜川(みしま・そうせん 1876-1934)のこと いつもの書店で、沢山の文庫の棚の間を回遊していたその日、文庫本の小説の群れを、ぼんやり眺めていました。文豪の古典を追い出すような勢いで、新進作家の小説が並んでいます。私はあまり小説を読まないので、流行に乗り遅れているな […]
2022年10月10日 / 最終更新日時 : 2022年10月14日 a-senda ブログ 石川九楊さんと、河東碧梧桐と立山 だいぶ前、いつもの書店の書道コーナーで、書家の石川九楊(いしかわ・きゅうよう 1945-)さんの作品集「石川九楊 源氏物語五十五帖」を見たときは、びっくりしました。 書棚に居並ぶお手本帳などとは全く異なり、学校教育の […]
2022年9月10日 / 最終更新日時 : 2022年9月9日 a-senda ブログ 民藝運動のドナルド・リーチと、西崎一郎さん 戦前から、民藝運動という芸術運動があります。 もともとからの伝統的な芸術、美術と言われてきたものではなく、庶民の普段の生活の中で使われてきた雑器等に、『美』を見出し重視し、日本の中で大きなムーブメントになっている芸術 […]